■Ziggy played guitar,
jamming good with Weird and Gilly
And The spiders from Mars
→ 「Ziggyはギターを弾いて、Weird と Gilly、そして The
spiders from Marsといいジャムをした」
・jam はもちろんここでは食べ物ではなくて、ジャムセッションする(ミュージシャンが集まってインプロビゼーション-即興演奏を行う)ということですね。
・Weird と Gillyは人名だと思いますが、何かを暗示しているのかもしれません。
・weirdは「変な、おかしな」という形容詞。
■He played it left hand
But made it too far
→ 「彼は左で(ギターを)弾いたけど、すごくうまかった」
・make it は「うまくやる」。too
far は強調。出来過ぎなくらい、って感じです。
■screw up eyes and screwed
down hairdo
→ 「目をグルグルさせて、髪を振り乱して」
・この辺はもうゴロあわせなのかなあ。
・screwは「ねじを巻く、ぐるぐる回す」。
・hairdoは「(特に女性の)髪型」。
・上目使いに目の玉を回したり、ヘッドバンキングしたり、っていうステージパフォーマンスかと。
■He could lick'em by smiling He could leave'em to hang
→ 「彼はその笑顔で彼らを打ち負かすことも出来たし、釘付けにしておくこともできた」
・themはオーディエンスでしょう。
・lick は「なめる、やっつける」など。hangは「吊す、さまよう」など。
■They came on so loaded
man, well hung and snow white tan
→ 「彼らはあの酔っぱらいの、巨根の、真っ白に日焼けしたあいつに夢中」
・loadedは酒とか、麻薬とか、激しい感情とか、そういうものに過剰に酔っている、という状態の事かと思います。
・well hungは「巨根の」もしくは「巨乳の」。両性具有のイメージもあるかと。
■So where were the spiders
while the fly tried to break our balls
→ 「それで、クモはどこにいたんだ? あのハエが俺たちのパーティを壊していた間に」
・バンドとZiggyの関係をクモとハエになぞらえています。本当はクモの方が強
いのにうるさいハエがやりたい放題じゃないか、という感じ。
フロントマンばかりが注目されて、他のメンバーがクサり始めたわけですね。
・ballは「舞踏会」。
■so we bitched about
his fans and should we crush his sweet hands
→ 「俺たちは彼のファンを罵った。あいつの両手をぶっつぶしてやろうか」
・bitchは侮蔑語ですね。 ・sweet handsですが、すばらしい音楽を産み出す魅力的な両手、という感じでしょうか。あとsweetには「ホモ、オカマ」という意味もあります。
■The kids were just crass,
he was the nazz
→ 「ガキどもは鈍感、彼はナッズ」
・kidsはZiggyの観客、ファンでしょう。
・crassは「鈍感な」。
・nazzはちょっとわかりませんが、確かスラングで「変わってるけど、かっこいい奴」という感じだったような。トッドラングレンの初期のバンド名も確かnazz。
■Ziggy sucked up into
his mind like a leper messiah
→ 「Ziggyの心は固まってしまった、やっかいものの救世主のように」
・leaperは「やっかいもの」、messiahは「救世主」。人の話に耳を傾けず、唯我独尊の傾向が極まってきてしまった感じでしょうか。