REOスピードワゴン
さあ、今回はちょっとイナタいサウンド、でも心はまっすぐ。バラードだったら負けないぞ、最期はギターで泣かせるぞ、どんなもんだい! の、
「REOスピードワゴン」です。
おお、REOスピードワゴン。みなさん覚えておいででしょうか。いかにもアメリカ田舎バンドといったルックスと、ちょっとカントリー寄りのサウンド。むちゃくちゃ大仰だけど、一本気なアンサンブル。そして何より、キラキラしたメロディ、不器用だけどまっすぐなハートが伝わるボーカル。
いい曲いっぱいありました。
あのころ渋谷NHKホールで日本公演を見たんですけど、「Take it on the run」
「Keep on lovin' you」あたりのメドレーは、もう涙モノ。ギターソロでの盛り上がりなんか、「ああ、お約束…」と思いながら、つい引き込まれて。
なんか、当時の渋谷にヘンにしっくりくるサウンドだったんですよ。チャールストンとかの「カフェバー」(うわぁ、(^_^;))でよくかかってたような…。なぜか必ずパームツリーやネオンサインがあって、天井には扇が回ってて…。
いろんな事があったなあ、80年代。みんなどうしているのでしょう。
今回の曲…In Your Letter
1980年発表の大ヒットアルバム「Hi-Infidelity」。「Take
it on the run」、「Keep on lovin' you」もこのアルバムからのヒットですが、今回はオールディーズっぽいティストがうれしいナンバー「In
Your Letter」を取り上げます。 いつものように歌詞は左段、「sing 365.com」のリンクから見てくださいね。
☆許されない恋、なぜその一歩が踏み出せない…?
■But you could've said it better
「でも、もっとよく言えなかったんだろうか」
「could have +動詞の過去分詞」で、「過去についての推定」を表します。
「〜じゃないんだろうか。いや…」という感じですね。
・You could've left him only
for an evening...
(一晩くらい、カレを置いてこれなかったんだろうか)
■You said you could replace
me
「ボクの替わりを見つけられるわ、とキミは言った」
replace〜で「〜を取り替える」。カンタンに取り替えて欲しくないなあ。
■But you hid behind your
poison pen...
「でも、キミは毒の囲いに隠れてしまった」
poisonは「毒」。いろんな意味でキケンですね。酒、クスリ、美人…みなpoison
と表現されることがあります。
poison pen → ここでのpenは「(書くための)ペン」ではなく、「檻や囲い」あるいは「刑務所」の事。触れると怪我をするように毒で塗り固めた囲いの中に閉じこもってしまった、というイメージでしょうか。
*poison-penで形容詞的に「毒をもった、中傷的な」の意味もありますが、私は上のように解釈しました。
【ことわざ、慣用句など】
・Poison quells poison. (毒をもって毒を制す)
・One man's meat is another man's poison. (甲の肉は乙の毒)
☆メロディはホノボノなのに、けっこう泥沼的状況なんでしょうか。そういえばアルバムタイトルの「Hi-Infidelity」、Infidelity
って「不倫、不貞」なんですね。
↑いろんなサイトの半端なポイントをまとめてくれます↑
「五感」の表現いろいろ【3】…「味覚」
「五感」についての表現、今回は最終回として、『味覚』に関する表現を集めてみました。
☆「味」 →
taste / flavor
・taste → 普通に「味」と言えばこれ。
・flavor → 「風味」という感じ。
どちらも動詞としても使います。ちょっと意味が異なります。
・taste → 「〜の味がする」(自動詞)
This cake tastes lemon.(このケーキ、レモンの味がする)
・flavor → 「〜に味付けをする、風味をつける」(他動詞)
I flavored the cake with
lemon.(ケーキにレモンの風味をつけた)
【ことわざ、慣用句など】
・Hunger is the best sauce. (空腹にまずいものなし)
【いろんな味】
・甘い
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→ sweet |
・辛い
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→
spicy / hot |
・塩辛い
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→
salty |
・酸っぱい
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→
sour |
・苦い |
→
bitter |
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