80年代洋楽ヒット曲の歌詞と翻訳、英語解説 ROCK'N'ROLL ENGLISH

80年代洋楽ヒットの歌詞で英語を学ぶ。ロックンロールイングリッシュ

ワム!「Last Christmas」の歌詞と英語



英語歌詞

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[by courtesy of sing 365.com]

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大意

去年のクリスマス 君に告白したよね
でも次の日 あっさりふられた
今年は泣きをみたくない 
他の誰かに告白するつもり

君に夢中で そしてシャイになって
ボクは君と距離を置いた
でも まだ君から目が離せない
教えてよ ボクのこと少しは見えてる?

もう1年さ 驚くことじゃないけど
ボクはハートをラッピングして
「愛してる」って書いて 君に送った
本気だったんだ
なんてバカだったんだろう
でも もし今 君がキスしてくれたなら
ボクはまた ふにゃふにゃになっちまう

疲れた友だちで いっぱいの部屋
ボクは君から隠れてる 
氷のような君の心
神さま、あなたは頼れる人だと
思っていたのに
ボク? 彼女の悩みを聞くだけの
奴だったみたいさ

(後略)

(訳:発行人)

ワム!

さあ今回はジョージとアンドリュー、大英帝国の生んだ80年代の超ナンパデュオ、「ワム!」です!

プールサイドのパーティと白タキシードにスニーカー。君たちきれいだね、あ僕たちナンパじゃないよ、ちょっと出ない? クルマあるんだ、うん、カブリオレ中古だけどね。気持ちいい夜だよ第三京浜飛ばそうよ「ホテルカリフォルニア」かかってる間に保土ヶ谷インターまで行けるか賭けようか、そのあと葉山行ってさ…って何の話だ。

ともかくそういう世界が(?)とってもお似合いの2人(ほんとか?)。
「ワム! ラップ」「ヤング・ガンズ」「バッドボーイズ」「クラブ・トロピカーナ」「ウキウキ・ウェークミー・アップ」「ケアレス・ウィスパー」と大ヒットがこんなにあるのに、アルバムは3枚だけしかないのね(あとはベスト版)。人気絶頂時に「もう1人でOK」と思ったジョージは、相方のアンドリューをあっさり棄て、華麗なるソロキャリアをスタートしたのでした。

「ワム!」の音はライトソウル。デュランデュランといい、スタイルカウンシルといい、イギリス人たちはホントにこれ系の音が好き。「ワム!」もミラクルズの「ラブマシーン」やアイズレーブラザーズをカバーしてるくらいだから、もう筋金入りのソウルオタク。

薄っぺらで狂騒的なサウンドがとてもカッコイイ。軽いギター、線の細いチョッパーベース、お決まりのホーンバンプ。「Club Tropicana」なんて原題でつけちゃう臆面のなさもステキ。

70年代後半、マイアミにFOXYというちょっと似たティストのバンドがいて、ボーカルのイッシュはルックス&才能&カリスマ性と3拍子揃ってて、「Get Off」や「Hot Number」なんてヒットもありながら、いまいちブレイクしなかった。やっぱりキャラ分担のわかりやすいデュオっていうのは強いのかなあ。ホール&オーツとか、チャゲ&アスとか。

↓公式サイト
http://www.georgemichael.com/
ジョージマイケルのサイトに統合されてるようです。ビデオクリップ、ディスコグラフィ、歌詞、ツアー予定など。

今回の曲…Last Christmas

やっぱりこの曲でしょう!

解説

☆売れましたねえ、この歌。今でもシーズンには、山下達郎の「クリスマス・イブ」とタメをはってるんじゃないでしょうか。

■Last Christmas
「この前のクリスマス」
last〜「この前の〜」ですね。last week「先週」last year「昨年」
例えば今が金曜日だとして、last Monday「この前の月曜日」つまり今週の月曜日です。「先週の月曜日」と間違えないようにしましょう。


☆関連表現

week before last 「先々週」
month before last 「先々月」


 

■I gave you my heart
「君にハートをあげた」
「告白した」と訳してみましたが。

☆関連表現
give one's heart to〜「〜に思いを寄せる」

■But the very next day you gave it away
「でも、すぐ翌日に、君はそれをふいにした」
veryは、ここでは強調で、「(告白した)まさにその次の日に」という感じ。
give it away「やめる」の意味があります。またgive 〜away「〜をふいにする、裏切る」などの意味も。ここでのitは「my heart」では。

■Once bitten and twice shy
「最初は君に夢中で、次にはシャイになって」
bittenbiteの過去分詞。biteは「噛む、食いつく」の他に「誘惑に乗る」の意味があります。それの受け身的な意味。
ex. I'm much bitten over Jane.(ジェーンにメロメロだ)

■Do you recognize me?
「君はボクを認識しているの?」
recognize「〜を見分ける、認識する」。認識もしてくれないとなると、悲しいものがあります。

■With a note saying "I love you"
「『愛してる』ってメモを添えて」
note「メモ、覚書」です。「注意書き、記号、紙幣、(何かの)兆候」などの意味もあります。日本語の「ノート(帳面)」notebookですね。

■My god I thought you were someone to rely on
→「神さま、あなたは頼れる人だと思っていたのに」
rely on〜「〜を頼る、依存する」

■Me? I guess I was a shoulder to cry on
→「ボク? 彼女の悩みを聞くだけの奴だったみたいさ」
a shoulder to cry on「悩みを聞いてくれる人」という意味に。
泣くための肩、ということですね。

☆切ないっすね…

おまけ

「ケアレス・ウィスパー」もいい曲でしたねえ。

昔はとてもお世話になりました(^_^)。カーステの、勝負曲。この曲は、タイミングさえ間違えなければ、湘南の安っぽい海岸の夜でも、洋画の舞台のようにしてくれるんですよね。勝負のタイミングで、きちんと勝負曲がかかるように事前シミュレーションしていた、お馬鹿なあの頃…(遠い目)

その「ケアレス・ウィスパー」、何と西条秀樹がカバーしてたんですね。
その名も「抱きしめてジルバ」..(^ ^;)。祈ヒデキフォーエバー!

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永遠のロッククィーンとして走り続けているシンディ。震災の時に駆けつけてくれて元気をくれたことが忘れられない。